やまもりブログ

今シーズンのアンコウ刺網漁は３月18日をもって終了しました。

気温も上がり、春の陽気になってきました。鍋シーズンも終わりです。そのためアンコウの需要が減り、コロナのせいで値段は下がったままで、まだ漁期はありますが必要以上捕らないで、来シーズン大漁するように早めに切り上げました。

鮟鱇鍋セットをご購入してくださった方、お味はどうでしたか？

日本海・神恵内沖の荒海で捕れたアンコウは、身が締まり、肝は臭みも無く濃厚です。

誰も出港出来ないような荒海に山森漁業部だけが出漁し、命がけで捕ってきたアンコウ。

来シーズンはもっともっとたくさんの方々に食べてほしいと思っています。

今シーズンのアンコウの総水揚げ量は…約28トン！尾数にすると(一匹7キロとした場合)約4000匹！

こんなに捕っていなくならないかと心配になります。でも山森漁業部では独自の資源管理として、冬以外に捕れたアンコウは海に帰す。(5月から8月の間ヒラメ網にかかります）漁期中では2キロ以下の小さなアンコウを海に帰す。

これをやった事で沢山増えるわけではありませんが、少しでも資源を守るために行っています。

冬の日本海はよく荒れます。船が大きくなり出漁出来る回数が増え、捕れたアンコウを全部積んで帰ってこられます。以前の船だと1回の出漁で1トンがギリギリでしたが、1トンなんて余裕で積めてます。船の買って良かったと本当に思いました。

これからカレイ類、ソイ類、サクラマスの時期になります。冬とは違い穏やかな気候が続くと思います。それでも安全操業、大漁出来るように頑張っていきたいと思います。