やまもりブログ

今月の31日でアンコウ漁が終わります。

ですが31日まで出来るかどうか・・・

アンコウが捕れる場所が限られてきている。終盤ではあるが10キロ以上の良型のアンコウが捕れています。

でも値段が安い・・・、今北海道ではまん延防止等重点措置が出されていて、先月２月中旬からアンコウの値段が暴落しています。

「値段が安けりゃ数を捕るしかない！」そんな気持ちで頑張っていますが、アンコウが捕れなくなると次はカレイ類とサクラマスを狙い漁を行います。

今シーズン去年の１１月６日にアンコウ網を投入しコンスタントに漁に出ていました。1日平均500キロを漁獲していました。

時にはトドの被害に遇い大事な肝だけを食べられたり、潮の流れが速く魚が傷んだりとなかなか思うようにいきませんでしたが、12月に入ると漁獲量が増え、1日1トン以上捕れたりすることもありました。

コロナも少し落ち着いていたので値段もよく、12月の仕事納めまで大漁は続きました。

年が明け1月6日新年初の網入れをし、大漁に期待していました。案の定大漁は続きました。

ですが世間ではコロナがまた猛威を振るいだし感染が拡大、まん延防止等重点措置が出され、それに伴い飲食店の時短営業や休業で値段が大暴落しました。

基本アンコウは居酒屋などの飲食店に卸されます。そのため値段が下がりました。

それでもアンコウは大漁で、同じ漁協に所属する泊村の泊漁港では1日に7トンの水揚げもありました。

山森漁業部でも1トン平均の水揚げをしていました。最初の方でも書きましたが、「値段が安けりゃ数を捕るしかない！」でもこんなに捕ってもいいものかと・・・来年の漁獲量が減るんじゃないかと心配になりました。

でも生活するためには仕方ないと言い聞かせアンコウ漁を続けています。

来年またアンコウが捕れますように・・・