POSTED | 2022.02.28
CATEGORY | 日々の活動
漁師という仕事
刺網漁に出漁する日の朝は早い、基本は2時か3時には出港します。
普通の人からすると朝というより夜中に起きて仕事にいく感じです。
山森漁業部では出港してから6時から7時までには港に帰ってきます。それから魚を網から外したり、選別、箱詰めなどをします。
遅くても昼12時までには仕事が終わります。そして午後3時頃、刺網を海に仕掛けるため再び出港していきます。網を海に投網するだけなので1時間くらいで帰ってきます。
ここで疑問が出てくると思います。「なんで網を上げにいった帰りに仕掛けてこないのだろうか?」その理由またの機会に・・・・
これが刺網漁の1日のルーティンです。凪が続けば1週間2週間休み無しで沖にでます。
時化の時は皆さんと同じように6時か7時に起きて、朝ご飯を食べてから番屋仕事をします。網を作ったり、漁具や船の整備・点検・修理をしています。時には夜に若手の漁師仲間と集まって飲み会を開くこともあります。漁模様や色々な事などの情報交換しながらバカ話をしたりと楽しく仲良く飲んでいます。
漁の種類により仕事が始まる時間と終わる時間が違いますが、大体こんな感じです。
漁の種類に関係なく「朝は早い」ということです。
こんな事言っていけないんですが、自分は朝が苦手で毎朝起きる度に「なんで漁師になったんだろう・・・」とか「朝つれー・・・」みたいな事を思っています。でもそう思うのは一瞬で、「さぁ今日も大漁するぞ!」という気持ちに切り替わり漁に出かけていきます。
いつも凪ているとは限らない海、時化ても出漁する日もあります。板子一枚下は地獄という言葉があるように海に落ちれば生きて帰れるかは五分五分かそれ以下か・・・、命を懸けて美味しい魚を捕っています。
時には魚が全く捕れない不漁の時もあります。良いことがあれば悪いこともあり、不漁の時があるからこそ大漁した時の気持ちはひとしおです。
簡単ではありますが漁師はこんな感じです。
神恵内村に限らず漁師は高齢化と後継者不足に悩んでいます。少しでも【漁師】という職業に興味を持っていただけたらと思っています。
ぜひ神恵内村・山森漁業部で漁師になってみませんか?(笑)
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お問い合わせ時間:平日 9:00〜16:00