POSTED | 2022.02.24
CATEGORY | 日々の活動
神恵内の海と共に 【山森 昴】
生まれも育ちも神恵内村!!
家の前は海に面していて、生まれた頃から神恵内の海と漁師という仕事に接してきました。
祖父と父が漁師で、物心つく頃から手伝いをし、漁船を見るのが好きで
一人で港に行き船をずっと眺めていることもあったくらい。(笑)
大好きな船を見ながら「自分も祖父や父のように船に乗って魚を捕りたい!」と思い始め
小学校低学年でしたが将来の夢は「漁師になる!」と決めました。
父に「漁師になりたいなら、水産高校へいけ」と言われ、高校は北海道小樽水産高等学校へ進学
漁師に必要な知識や経験、船舶免許を取得し卒業後、神恵内村に戻り漁師になりました。
始めてのウニとアワビ漁に挑戦しました。でも最初からなかなかうまくいきませんでした。ウニもアワビも父の5分の1で、ウニの身入りの良い場所やアワビのいる所を父や先輩漁師に聞いたりと試行錯誤しながら漁をしました。捕った物を出荷し、月末には1カ月水揚げした金額が自分の通帳に振り込まれます。
少しずつではあるがウニとアワビの捕れる漁が増えてきて、1番漁ではなくても他の先輩漁師より量がとれたり、「おぉ!大漁だな!」と声を掛けられると謙遜しながらも心の中では嬉しい気持ちになっていました。自分で頑張って漁した分、お金で帰ってきます。そのお金を趣味や友達とご飯にいったりと、次の漁に繋げる原動力になっていました。
漁師5年目に縁があり妻の美紀と結婚し今では3人の子宝にも恵まれ、よりいっそう妻と子供のために仕事を頑張ろうと思いました。
この頃からウニ、アワビの他にタコ籠とナマコの許可を取り、家族を養うために許可を増やしました。
そして漁師10年目の2月、コロナ禍になる前から魚の値段が下がり始めていましたが、追い打ちをかけるようにコロナ禍がやってきました。このままではいけないと思い、自分の捕った魚を全国に、それも鮮度の良いままに届けたい、値段も本来の適正価格でと思いこの事業を始めることになりました。
そして新たな漁業拡大を目指し、2021年11月に中古船ではあるが、今までより大きい9.7トンの船を購入。ある程度の時化でも出漁出来るようになりました。新しい船でこれまで以上に沖に出て、大漁して、神恵内・山森漁業部で捕った新鮮な魚介類を全国の皆様に届けたいと思っています。
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