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POSTED | 2022.04.04

CATEGORY | 日々の活動

冬が終わり、春漁が始まりました 【山森 昴】

4月に入り暖かい日が続くことも増えてきました。

アンコウ刺網漁が終わり、カレイ刺網漁に切り替えて約2週間が経ちました。

カレイの漁獲量は……、1日平均50キロ~80キロで、なかなか厳しい状況です。

カレイ刺網で、混獲で許されているサクラマスも全然捕れません。週末は遊漁船で4人~8人乗せて出港していますが、船中4~5本でなかな釣れません。

まん延防止等重点措置が解除されました、感染者の数は増えたり減ったりを繰り返し、いつ第7波が来てもいい状況です。

魚の値段は、(魚種によるが)少しずつではありますが回復しています。…がいつどうなるかコロナと同じでわからない感じです。

 

暗い話はこれくらいにして、春漁で漁獲される【マガレイ】【クロガレイ】【サクラマス】についてお話しようと思います。

まず【マガレイ】については、北海道沿岸で主に漁獲され、神恵内では1月から4月が1番の旬です。カレイ類は種類が多く見分け方としては、マガレイの裏側(白い方)の尻尾側に黄色の太い線がヒレの両側にあります。

水温が1番低くなるこの時期は身が締まり、煮つけや塩焼きにすると身がフワフワで、鮮度の良いものは刺身で食べます。昔はヒラメの代用品として多く食べられていました。

うちの奥さんはマガレイの刺身が好きでよく食べています。

 

次は【クロガレイ】について、マガレイ同様に時期は同じです。見分け方は、裏側の(白い方)両側のヒレが白黒になっています。

煮つけが代表的な食べ方です。透明感のある白身で熱を通しても硬く締まりません。

 

最後に【サクラマス】についてです。桜が咲く頃に捕れる(所説あり)ためサクラマスと呼ばれています。時期は地域により異なり、神恵内では12月下旬から5月上旬まで捕れます。刺網と定置網、釣りでも漁獲されます。鮭と同じ科ですが、鮭より脂があり非常に美味しいです。ルイベ(24時間冷凍して半解凍食べる)にするとサーモンのように美味しくて、うちでは子供がサーモンと勘違いしてよく食べます。あとはチャンチャン焼きや塩コショウで焼き、大根おろしで食べてもいいです。鮭同様色々な食べ方ができます。

4月下旬になると卵がお腹に入っています。これの醤油漬けがめちゃくちゃ美味しいんです。自分はマスの筋子が大好きで自分で作ります。ですが食べ過ぎて蕁麻疹になったことが数回…。スーパーなどでマスの筋子が売っていますが、非常に高価です。この時期しか食べられない貴重な物です。

さらに4キロ以上になるサクラマスは板マスと呼ばれ、普通のマスより脂の乗りが非常によくルイベでも焼いても別格の美味しさです。

 

こんな感じで春漁が始まりました。ぜひこの時期しか食べられない【マガレイ】【クロガレイ】【サクラマス】を食べて欲しいと思っています。

 

 

 

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